厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は27日、校区の上厚真小学校から6年生19人を迎え、1日体験入学を行った。半年後に進学を控える児童たちが一足早く中学校生活を経験した。
厚南地区にある両校の小中一貫教育の取り組み。これまでに厚南中では、教員が上厚真小へ出向いて授業の見学をしたり児童や教職員と情報交換をしたりして交流を深めてきた。
この日は、朝のホームルームに合わせて厚南中の生徒会が学校を挙げて行っているあいさつを指導。生徒会役員が良い例と悪い例をデモンストレーションし、「良いあいさつをすることでお互いが良い気持ちになる」と伝えた。
このほか児童は理科や音楽、体育、英語など小学校より5分長い1こま50分の授業を6時間受けた。教室の移動も体験し、岡嶋大雅君(12)は「中学校は静かな時間が長いけど、あいさつや返事がたくさんできたのでよかった。教室もきれいでいいなと思った」と振り返り、「中学では上の学年と交流して仲良くしていきたいし、面白い先生方がいっぱいいて楽しみ」と話していた。
体験入学は来年2月にも予定している。