厚真、安平両町の子ども会育成連絡協議会はこのほど、厚真町の道道千歳鵡川線沿いにごみのポイ捨て防止を訴える看板を共同で設置した。
看板は縦1・35メートル、横90センチで、「お願いだからゴミすてないで!」と書かれている。厚真町内の美彩工房が夜間もドライバーの目に付くように反射板を使って製作。22日に両町の小中学生と同協議会メンバー、教育委員会職員を合わせ、総勢25人で設置作業を行った。
厚真町子ども会育成連絡協議会の尾谷純司会長は「2018年9月の胆振東部地震以降、特に厚真―安平間は車の交通量が増え、ごみの投げ捨てが目立つようになった」と指摘し、「両町の子どもたちが熱い思いで設置した看板で、ドライバーにマナーを再認識してほしい」と呼び掛けた。厚真中央小学校の三上杏さん(1年)は「道路脇にたくさんごみが投げ捨ててあった。この看板を見て、投げるのをやめてほしい」と訴えた。
安平町子ども会育成連絡協議会の内田昌利会長は「今後、同路線の安平側にも設置する予定。この道路を走るドライバーが看板を見て、他の道路でもごみを捨てないようになってくれれば」と話していた。