スイーツの商品開発をプレゼン 穂別高生が探究授業報告会  むかわ

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  • 2022年10月28日

 むかわ町の穂別高校(岩瀬均校長)は26日、3年生が総合的な探究の授業で学んだ内容について、町や地域への提言も兼ねて発表する成果報告会を穂別町民センターで開いた。

 3年生8人が穂別地区をフィールドにしたアクティビティー、新規就農者の呼び込み、規格外農産物を使ったスイーツの商品開発についてプレゼンテーションし、今後の方策などを発表した。

 このうち真壁颯さん(18)は、穂別地区で秋から冬にかけてはまちを挙げて行うイベントがなく、特に冬のは観光客が減ることを調査で指摘。積雪量の多さや広大な土地など自然を生かし、かまくらを作って鍋を振る舞ったり、メイン通りをアイスキャンドルで彩ったりする催しを提案した。

 「自分でもできると思った企画について、内容を調べてまとめたもの。予算を抑えてできる」と言い、「実施して楽しいことを一緒に考えていきたい。将来的に地元の役に立てたら」と思いを語った。

 町は胆振東部地震の復興の最優先事項としてまちなか再生を掲げており、講評した竹中喜之町長は「それぞれが課題として挙げたことをまちなか再生に生かしていきたい。この町との縁を大事にし、穂別で起こる新しい動きに興味を持ってほしい」と呼び掛けた。

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