白老町の白老白武館に所属する白翔中学校2年の及川史翔さん(14)が、23日に伊達市武道館で開かれた第37回北海道スポーツ少年団剣道交流大会胆振予選大会で優勝し、11月23日の全道大会への出場を決めた。全国大会の第45回全国スポーツ少年団剣道交流大会につながる大会でもあり、「優勝目指して稽古に励みたい」と意気込んでいる。
及川さんは、萩野小学校1年の時に剣道を始め、3年生で第10回清柳杯少年剣道大会小学生低学年の部で初優勝するなど各種大会で優秀な成績を残している。
胆振予選大会では、6人で争うリーグ戦で2位通過。決勝トーナメントを順調に勝ち上がり、優勝を勝ち取った。及川さんは「3年生の大きい相手だった。先に一本取り、次に取り返されたが諦めずに挑み、一本取れた」と振り返り、喜びをかみしめる。
指導に当たる白老白武館の杉本誠力代表(36)は「真っすぐで力強い剣道。負けん気が強く、本番で勝負強さを発揮してくれた」と期待を寄せる。
同館では、週3回約2時間の練習をこなし、それ以外は自宅で素振りなど約2時間のメニューをこなして大会に備える。8月の中体連全国大会では思うような力が出せなかったが、来る全道大会では「しっかりと結果を残していきたい」と前を向く。