2022年度北海道「防火・防災」作品コンクールの作文・中学生の部で、安平町追分中学校2年の中村葵さん(13)の作文「日常生活で注意することは」が全国消防長会北海道支部長賞に輝いた。中村さんは「最初は実感がなかったが、賞状を受けて本当に入賞したんだなと実感した」と喜びを語る。
道と北海道消防協会が、家庭や学校、地域における防火・防災意識の醸成を目的に、道内の小学高学年と中学生を対象に行っている作文・ポスターのコンクール。
今年度は6月下旬から8月下旬まで募集し、作文に66作品、ポスターに67作品が寄せられた。小学生と中学生のそれぞれに作文とポスターの部門があり、各部門4人ずつ計16人が入賞。胆振管内では中村さんが唯一受賞した。
中村さんは夏休みの課題として、同コンクールに応募する作文を書くことを決めた。作品には、今年度、町内で発生した火災を題材にして身近な日常生活に火災が潜んでいることを書き、「火を使わない時は消す、使ったら消す―を気を付けてほしい」と呼び掛けた。
伝達式は25日に同校で行われ、賞状と記念品が贈られた。