北海道キリンビバレッジ(本社札幌市)は25日、胆振東部地震後に仮設校舎で授業を行っている安平町の早来中学校(山田誠一校長)に、同社やグループ会社の従業員が集めたベルマーク1万8198点分を寄贈した。
震災復興支援の一環。同社の渡辺昌彦営業管掌と北海道キリンビバレッジサービス企画総務部兼営業部の尾田紳弥部長が同校を訪問し、「ベルマーク1枚1枚を切り取るなど、手間をかけた分だけ人の思いが詰まった活動。少しでも子どもたちの笑顔につながれば」と善意を寄せた。
同社によるベルマーク財団への協力活動は15年目。同校への寄贈は震災の翌年から行っており、累計9万112点となった。
同校は善意を活用し、野球のヘルメットなど部活動の備品を購入。今回は、同校などを統合して来春、開校する小中一貫の義務教育学校「早来学園」の活動に使う予定。山田校長は「学校にお力添えを頂き、胸が熱くなる。児童、生徒のニーズ、気持ちに沿って活用させていただきます」と感謝状を贈った。