「生涯と歌」を語る 照子のひ孫 文月さんが講演  白老

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  • 2022年10月26日

 白老町ゆかりの歌人、満岡照子(1892~1966年)のひ孫で詩人の文月悠光さん(31)=東京都在住=の講演会が22日、町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館で開かれた。町民20人が「私の曽祖母 照子の生涯と歌」を演題とする話に聞き入った。

 同館で11月6日まで開催中の企画展「郷土の歌人 満岡照子」の関連行事。

 文月さんは照子の歌集「火の山」から数首を朗読し、「『草がくり砦(とりで)の跡はわかねども昔話の老松しげる』などから、古里に咲く小さな花や老松などに関心があったと分かる」と話していた。

 文月さんは91年に札幌市で生まれ、16歳で現代詩手帖賞を受賞。第1詩集「適切な世界の適切ならざる私」は中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を18歳で最年少受賞している。

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