鵡川高創立70周年記念式典 さらなる発展誓う 歩み振り返り節目祝う

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  • 2022年10月24日

 むかわ町の鵡川高校(三村素道校長)は22日、同校体育館で創立70周年記念式典を行った。在校生や教職員、来賓など総勢約200人が出席。主にこの10年を中心に振り返りながら、大きな節目を祝った。

 同校は1952(昭和27)年に北海道苫小牧高校鵡川分校として創立し、これまで3846人の卒業生を輩出した。野球部は3度甲子園に出場し、吹奏楽部や軽音楽部は近年全国大会に出場するなど活躍している。さらに「むかわ学」や「チャレンジスタディ」といった独自に展開するユニークな授業、全国でも珍しい恐竜研究同好会の活動で注目されている。

 式典で三村校長は、同校の発展に尽力した関係者やその支援に感謝しながら、「今後10年、20年と学校の歴史をつなげていくため、教職員、生徒、全校を挙げて不断の研さん、努力を重ねていくことが必要」とあいさつ。同校70周年記念事業協賛会の平島道弘会長は「これからの新しい時代に合った特色ある学校づくりにまい進し、さらなる発展に努めていく」と協力を呼び掛けた。

 来賓の竹中喜之町長は「(生徒たちが)誇りと愛着を持ち、魅力あるまちづくりのリーダーになってくれることを心から望む。予測不能な時代にあっても、大きな夢と希望を持ち、高い理想に向けて進んでいくことができる人材育成を」と期待。歴代校長の表彰や、この10年の歩みを振り返るスライドショーも行った。

 在校生を代表し、生徒会長の藤枝乃杏さん(17)=2年=は「これからも鵡川高の良き伝統を守りつつ、新しい知識や概念を積極的に吸収し、この広い世界に羽ばたいてまいります」と決意を述べた。

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