役場でインタビュー 上厚真小6年生職場訪問 厚真

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  • 2022年10月22日

 厚真町の上厚真小学校(圓山芳史校長)の6年生は20日、社会科と総合的な学習の一環で町役場を訪れ、町職員にインタビューを敢行した。4年前の胆振東部地震が発生した際の行政の対応や今後の復興、まちづくりなどについて聞き取り調査を行った。

 児童18人が8グループに分かれて総務課やまちづくり推進課、社会福祉協議会などで、担当職員から各部署の役割を聞いた。

 まちづくり推進課では災害が起きた時に対応する優先事項や町民の声をどのように聞いているのかについて質問。担当職員は「人命が何より優先」としたほか、町民の声を拾い上げるためにアンケート調査やワークショップ、町政懇談会を企画していると答えた。町が描く復興については「厚真で暮らしたいという住民が、住み続けられるようなまちにすることが復興への第一歩」と話した。

 このほか、総務課の防災担当者から、胆振東部地震の時、他の都道府県の自治体や関係機関から支援を得たことなどについて説明を受けた。柏木昊君(12)は「(町職員から)住民の励ましを受けて、またやる気になったという声を聞いた。住民と役場職員がちゃんとつながっている」と感じた様子。石井虎太朗君(12)は「役場だけに頼るのではなく、自分たちも頑張っていきたい」と気持ちを新たにしていた。

 児童たちは今後、調査を踏まえて復興施策などを考え、模擬政治活動や模擬選挙を行ってまちづくりへの学びを深める。

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