「平和について考える資料展」が23日まで、白老町立図書館で開かれている。戦争の悲惨さなどを伝える絵本や伝記、文学書を56冊展示し、貸し出しもしている。
同町が町制施行50周年を迎えた2004年10月17日に「平和のまち宣言」を行ったことから、この日に合わせて05年から毎年実施している。
展示図書は、活躍中の有識者やタレント22人が平和に向けて提言したアイデアを紹介する「世界を平和にするためのささやかな提案」をはじめ、戦火に見舞われたシリアで逃げられない動物たちの保護に活動した救急隊員を描いた「アレッポのキャットマン」や、ウクライナの作家が子どもたちに向けて描いた絵本「戦争が町にやってくる」など。戦時下の人々の苦しみや平和を願う心を伝える作品がそろっている。