陸上競技少年団「厚真スローイングチーム」に所属する厚真高校1年の兼本洸埜さん(15)と厚真中学校2年の大垣尊良さん(14)が、21日から愛媛県総合運動公園陸上競技場(松山市)で開催されるJOCジュニアオリンピックカップ・第53回U16(16歳以下)陸上競技大会の男子砲丸投げに出場する。
共に公認記録(13メートル10)を記録会で突破し、代表権を獲得した。
兼本さんは、記録会の出場者中9位となる14メートル11で、U16大会の権利を獲得した。全国大会への出場は、今月6~10日に栃木県総合運動公園陸上競技場(宇都宮市)で開かれた第77回国民体育大会の陸上競技・少年男子B(対象高校1年、中学3年)円盤投げに北海道代表で出場したことに続く。国民体育大会では6投の試技の5投目で43メートル01をマークし、3位となったが「自己ベストよりも2メートル以上低い。優勝を狙う気持ちで挑んだので悔しい」と話し、U16大会で好結果を出すことに意欲的だ。
大垣さんは、8月に福島県福島市のとうほう・みんなのスタジアムで開かれた第49回全日本中学校陸上競技選手権大会で、13メートル45を記録し、全体で9位となった。その後、自己記録を14メートル14まで更新して本大会に挑む。
同種目には35人がエントリー。試技3投を行い、上位8人が4投目以降の試技の挑戦権を得ることができる。兼本さんが「入賞を目指したい」と言えば、大垣さんは「自己ベストを超えてトップ8に入る」と意気込みを語る。