日本管楽合奏コンテスト 全国出場へ 道栄高吹奏楽部 白老

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  • 2022年10月18日

 白老町の北海道栄高校吹奏楽部が、11月6日に千葉県松戸市で開催される第28回日本管楽合奏コンテスト全国大会・高校A部門に出場する。同コンテスト全国大会の出場は4回目で、3年生にとっては部活動の最後の締めくくりになることから、部員33人の練習には力が入っている。オーボエを担当する3年生の大浅●【96a6】部長(17)は「力を合わせて上位入賞を目指したい」と抱負を語る。

 同コンテストは、管打楽器や吹奏楽の演奏レベル向上を目的に日本音楽教育文化振興会が毎年開催。A部門(16~35人)とB部門(36人以上)、S部門(3~15人)に分かれ、非公開の予選審査会(9月26~30日)で録音した演奏の審査を経て本選(全国大会)の出場可否が決まる。

 同校は毎年、本選出場に向けて応募を重ねてきた。2018年以降は道内の強豪校を破り、コロナ禍で中止になった20年を除く毎年、本選出場を果たしている。

 大会では、高校A部門に32校が出場を予定し、同校が演奏するのは、7分ほどの「吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による」。部員たちは平日の放課後、パートごとや個別に基礎を中心とした練習を重ね、本番に備えている。

 副部長でパーカッション担当の3年生、木船悠里さん(17)は、「コンテストで今までの成果を出し切りたい」と意気込む。同じく副部長でサックス担当の2年生、●【99cb】嶋鈴音さん(17)は「3年生を支え、一緒に最高の演奏をしたい」と目を輝かせる。

 顧問の佐藤鮎実教諭は「今年の集大成として1年間取り組んできた楽曲。コロナ禍の影響で、全員そろって、きっちり奏でられなかったが、本選では全員で臨みたい。悔いのないよう、ベストを尽くす」と話している。

 同部は22日午後5時から苫小牧市民会館で第19回定期演奏会を開催。同曲とオペラ座の怪人などを演奏する予定。チケットは500円。問い合わせは同部 電話0144(82)2185。

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