高円宮妃久子さまが15日、住宅と環境をテーマとした札幌市内のイベント「住まいフェスin北海道」に臨席するために道内入りし、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)も視察された。皇族の同施設訪問は初めて。先住民族のアイヌ民族の生活や文化などに触れられた。
イベントは、国土交通省が住意識向上などを目的に毎年10月を「住生活月間」と位置付けた1989年から、「住み心地の良い家」をテーマに毎年、全国各地で開かれている。
久子さまは14日に札幌市を訪れ、同市内で小学校の授業を視察したほか、15日のイベントセレモニーに参列し、テープカット。
ウポポイでは国立アイヌ民族博物館のパノラミックロビーから秋のポロト湖を望み、関係者の説明を受けながら、アイヌ民族の生活民具や衣食住に関わる展示資料を見学された。