協働型地域おこし協力隊に 東京都出身の只野さんと西田さん  厚真

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  • 2022年10月15日

 厚真町は、東京都出身の只野宏幸さん(36)と西田浩隆さん(39)を1日付で協働型地域おこし協力隊に任命し、13日に町役場で委嘱状を交付した。2人はすでに活動を始めており、町内に在籍する地域おこし協力隊は35人となった。

 同協力隊は、協働事業者と雇用契約を結び、厚真町に在住して活動に従事する。

 只野さんは都内の企業でキャリアを積み、道内航空会社への出向も経験。自身のキャリアを見詰め直した際、土作りから食肉の生産、食事まで一貫して手掛ける施設「和牛メゾン」の建設を目指す「GOOD GOOD(グッドグッド)」のビジョンに共感した。同社の一員として「事業を成長、進捗(しんちょく)させることで、町の関係人口拡大につながるようチーム一丸で努めたい」と意気込む。

 西田さんは長年にわたって都内の飲食業界で活躍。イタリアで6年間生活し、帰国後は農業に関わって生産から加工、調理までを経験した。町内では古民家を活用した飲食物の提供を軸に、地域生産物の加工品製造や西洋野菜の栽培を目指す考えで「東京ではできないことにチャレンジしたい。古民家での活動を中心に事業を進め、まちづくりに貢献していきたい」と話した。

 宮坂尚市朗町長は「それぞれ相当の実績を積んでおり、即戦力として見ている。経験を厚真町全体のレベルアップにつなげてほしい」と期待を寄せた。

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