プロ野球の広島は13日、広島市内で開いたスカウト会議後、20日のドラフト会議で苫小牧中央高の斉藤優汰投手を1位指名することを公表した。
長身から投げ下ろす速球が武器の本格派右腕。白武佳久スカウト部長は「次世代のエースになるだろうという選手。角度があって、制球もいい」と評価した。
斉藤は岩見沢明成中出身。身長189センチ、91キロ。今春最速の151キロをマークして注目されていた。今春の全道大会と今夏の南北海道大会では苫中央のベスト4入りの原動力になった。
苫中央からは2020年のドラフト会議で、左腕の根本悠楓が5位指名で北海道日本ハムファイターズに入団しており、プロ指名となれば2人目。北海道関係の1位指名は、20年日本ハムの伊藤大海(苫小牧駒大出=現北洋大)以来2年ぶりになる。