北海道アイヌ協会(札幌市)主催のアイヌ民芸品展示・販売会「伝統と創造の美―アイヌデザイン」が7日、白老町若草町の白老駅北観光インフォメーションセンター(ポロトミンタラ)で始まった。10日まで。
同協会認定の伝統工芸師、浦川太八さんによるマキリ(小刀)やシトペラ(団子へら)など生活民具14点が並んだほか、吉田民芸(町高砂町)の吉田信男さん(73)による木彫実演も行われた。吉田さんは「伝統工芸を手彫りする様子を見に来て」と呼び掛ける。
木彫制作体験(1日20人)や白老アイヌ協会によるムックリ演奏体験(同30人)のワークショップもあり、午前10時からと午後1時から。当日会場で受け付ける。無料。
コースター作りを体験した東町在住の70代女性は「線を均等に彫るのが難しいが、興味深く楽しい」と話していた。