白老町萩野のはぎの自動車学校は5日、白老東高校の3年生約60人を迎えてプレドライバーズセミナーを開いた。生徒らは、教習車への乗車などを通して運転免許取得に向けた心構えなどを学んだ。
同セミナーは、車に関する基本的な知識を身に付けてもらい、安全運転につなげてほしい―と四半世紀ほど前から、免許取得前の高校生を対象に毎年実施している。
生徒たちは2グループに分かれ、教習車に乗車体験し、講義を受けた。乗車体験では、講師の運転で急ブレーキやカーブを体験し、シートベルトの重要性を確認。その後、生徒自らハンドルを握り、道路に飛び出す障害物を避ける危険予測体験も行った。講義では、安全運転に関するビデオを視聴。焦り、怒り、おごりなどの感情や疲れなどが事故の要因になり得ることなどを学んだ。
髙野末保校長は「災害と同様に、自分の命を自分で守ることが輪禍を防ぐことにつながる」と訴えていた。