むかわ町の宮戸小学校(金澤堅一校長)は6日、同町宮戸の田んぼで全校児童による稲刈りを行った。同校は来年3月末で閉校となるため、これが最後の稲刈り。児童10人が収穫、脱穀作業などを体験した。
地域産業について学ぶ一大行事の一つ。今年も地元の農家、斉藤哲成さん(52)が所有する田んぼ約1アールを借りて6月上旬に田植えを行い、「ゆめぴりか」を育てた。
児童たちは横一列に並び、これまでの農作業を思い返しながら丁寧に稲を刈り取った。3年生の辻野龍之介君(9)は黄金色に広がる稲穂を見て、「頑張って米作りをしたんだなと思った。(稲刈りが)昨年より上手にできて楽しかった」と笑顔を見せた。
収穫後は脱穀作業を体験し、米作りの大変さや稲刈り機の仕組みも学んだ。
収穫した米は、11月に地域住民に振る舞う計画を立てている。