北海道アイヌ協会(札幌市)は7~10日、白老駅北観光インフォメーションセンターで、2022年度アイヌ民芸品展示・販売会「伝統と創造の美―アイヌデザイン」を開く。木彫りやムックリ演奏の体験ワークショップ(WS)も行う。
民工芸品のPRやアイヌ文化の普及啓発を目的に経済産業省と道の補助を受けて開く。今年で2回目。
会場には、吉田民芸(白老町)や荒木熊木彫製作所(札幌市)によるアイヌ民工芸品の動物の木彫やアクセサリー類、刺しゅうなどを並べ、吉田民芸の吉田信男さんが木彫りを実演する。
体験WSは期間中毎日、午前10時からと午後1時から行う。木彫制作体験は同製作所の荒木繁さんが指導し、定員は1日20人。ムックリの演奏体験は白老アイヌ協会の会員らが手ほどきし、定員は1日30人。いずれも申し込みは当日会場で受け付け、参加は無料。
展示・販売会は午前10時から午後5時まで。同協会主任の川上竜也さん(46)は「買い物を楽しんでもらいながらWSなどを通してアイヌ文化に理解を深めてほしい」と話している。