アイヌの伝統歌ウポポを伝承する姉妹ボーカルユニット「アペトゥンペ」と影絵ユニット「ほしふね」によるアイヌ影絵公演「NOCIW CIP(ノチウチプ)~ほしふね~」が7日午後6時半から、白老町本町のしらおい創造空間「蔵」で開かれる。
札幌市内の文化関係団体らでつくる札幌演劇シーズン実行委員会が主催。白老公演は「蔵」が共催。
アペトゥンペは、儀式の時などに集団で歌う歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ボーカルグループ「マレウレウ」のうち、レクポさんとマユンキキさんの姉妹2人によるユニット。
ほしふねは、仮面舞踏家小谷野哲郎さんと作家わたなべなおかさんのユニット。影絵や仮面などを駆使し、さまざまなアーティストと舞台作品を構築している。
当日は、アイヌの子守歌と幻想的な影絵で織り成す夢の世界を展開する。「蔵」のスタッフ栗栖マキさんは「白老ではなかなか見られない公演。ぜひ足を運んで」と呼び掛けている。
チケットは一般2500円、高校生以下500円。未就学児は無料だが、北海道演劇財団への事前予約が必要。問い合わせは「蔵」 電話0144(85)3101。