白老観光協会は12月25日まで、観光振興事業「ウエルカムしらおいキャンペーン」を展開している。昨年度に続き2年目の観光需要喚起策。白老町内のキャンペーン対象宿泊施設を利用した客に、宿泊料の一部を助成する。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだ旅行需要を回復させるための事業で、1日に始めた。

　1人1泊当たり4001円以上の宿泊料を50％（最大5000円）割り引く。12月25日チェックアウト分まで、2連泊まで有効。宿泊施設を予約する際、助成利用の希望を伝え、宿泊当日、フロントで利用申し込み手続きをして宿泊料金を支払う（現金かクレジットカード）。期間中の利用回数に制限はない。

　また、チェックイン時に町内の飲食店や物販店で使える2000円分のクーポンを配布する。宿泊料割引と合わせると、1人最大7000円分の助成が受けられる。

　キャンペーン対象宿泊施設は31施設。クーポンを使える飲食店は35店、物販店は30店、その他11店。

　昨年度は23の宿泊施設が登録し、宿泊は1922泊、利用人数は5742人となった。助成額は約2496万円。2000円クーポンの事業には70店が登録し、1146万9000円分が利用された。白老観光協会は「キャンペーンが観光需要の回復と町内周遊の促進につながれば」と期待する。

　対象宿泊施設や店舗の一覧は、公式ホームページに載せている。詳しくはホームページ　アドレスhttps://welcome.shiraoi.net。