白老町は3日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチン接種を町内で開始する。個別接種は医療機関4カ所で対応し、集団接種は11月12日から翌年1月29日までの土日曜日に計10回、公民館などの公共施設4施設を巡回し、会場を開設して実施する予定だ。
オミクロン株対応ワクチンの接種対象は、町に住民票がある12歳以上で、新型コロナワクチン接種を2回以上接種し、前回接種から5カ月以上経過している人で、町内に約1万2500人いる。
同ワクチンの接種は、4回目の接種券が送付されて(60歳以上、18歳以上で基礎疾患がある人、医療従事者など)未接種の人と、3回目の接種券が送付されて未接種の人(送付している接種券で接種できる)。新たに4回目接種の対象になる人(12歳以上59歳以下)と5回目接種の対象者には、10月下旬以降、順次送付する。
個別接種に対応するのは生田医院、藤田内科クリニック、町立国保病院、北海道リハビリテーションセンター診療所。集団接種の会場は、虎杖浜公民館や竹浦コミュニティセンターなど。いずれも申し込み先は、町新型コロナワクチン接種予約受付センター フリーダイヤル(0120)010117。同ワクチンはファイザー製がメインとなり、モデルナ製も一部扱う。
国は下旬にも接種間隔を3カ月に短縮する見通し、とされており、現在の5カ月から早まった場合には集団接種の日程を変更することも検討している。また、同日からは小児新型コロナワクチンの追加接種も、個別接種のみ町立国保病院小児科で行う。
対象は、町に住民票があり、前回接種から5カ月経過している5歳以上12歳未満。約120人いて、予約案内と接種券は、9月22日に送付した。
接種は月曜日のみ可能で、接種券が送付された順に電話またはインターネットで予約を受け付ける。