安平町と町交通安全推進委員会が主催する町交通安全総決起大会が27日、早来町民センターで開かれた。胆振東部地震や新型コロナウイルス感染症の流行で7年ぶりの開催となった今回は地元の園児、児童を含め約200人が出席。集会や道警音楽隊の演奏などを通して日々の交通安全意識を高めた。
総決起大会は、旧早来町と旧追分町が合併した2006年以降、交通事故は絶対に「起こさない、起こさせない」という意識の下、町民がチームあびらとして交通事故抑止に取り組むことを目的に3年に1度実施。18年に予定していた第4回が直前に発生した地震の影響で中止となり、本来なら昨年の開催だった第5回は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令により1年延期となっていた。
第1部の集会では、町民を代表して町老人クラブ連合会の細川義美会長が交通安全決意宣言。「積極的に交通安全運動に参加し、関係機関、団体と一体になって事故防止に努め、安平町の名の通り、安全で安心、平和な交通事故のないまちづくりに全力を尽くします」と述べた。続く第2部では道警音楽隊・カラーガード隊の演奏、パフォーマンスなどが行われた。
同推進委によると、町内における死亡交通事故ゼロがこのまま続けば、10月末に1000日になる見通し。今後について「街頭啓発や学校での交通安全運動、高齢者への呼び掛けなどを徹底したい。現在は秋の全国交通安全運動期間中でもあるので啓発を継続していく」と話していた。