第44回苫小牧商工会議所会頭杯朝野球選手権大会は27日、とましんスタジアム=苫小牧市=で決勝が行われた。Felizが下川原建設に5―3で競り勝ち、2年連続2度目の優勝を果たした。Felizは来年9月の第51回北海道朝野球大会(北見市)の出場権を獲得した。
大会は21日に開幕。日本橋杯、アポロ杯、サカイスポーツ杯、糸井地区大会、B―1トーナメント大会の上位5チームが出場しトーナメント戦で頂点を競った。
▽決勝
Feliz
1001210―5
1000020―3
下川原建設
(F)伊藤諒、中村眞―高橋一
(下)及川―尾野
?平賀(F)
?川田、志津2(下)
Felizは初回に3安打で先制。五回には平賀の三塁打などで追加点を奪うなど、要所での一発が光った。下川原建設は六回に3安打で2点を返すもあと一歩届かず。
【個人賞】▽最優秀選手 笠井聖寿(Feliz)▽優秀選手 平賀大樹(Feliz)▽敢闘賞 志津公章(下川原建設)
ー 選手一人ひとり役割を理解
今年も必ず優勝しよう―。連覇というプレッシャーの中で戦い抜き「ほっとしている」と笠井選手兼監督は話した。
初回に林、長谷部と主軸が役割を果たし先制。五回に平賀が三塁打を放った場面で勝利が確信に変わった。「選手一人ひとりが自分の役割を理解して取り組んでいるので、何が起きても安心できる」と仲間への信頼は厚い。
最優秀選手にも選ばれた笠井は「選ばれてとても光栄。全チーム、審判含め関係者がいて楽しく野球をすることができたので感謝しかない」と話した。
今後について「感情の浮き沈みが激しいので、仲間全員で支え合って取り組んでいきたい。全力野球で隙のないチームを目指し、全道優勝を目標に突き進んでいく」と意気込みを語った。