白老東高校の2年生25人は27日、町高齢者大学の学生7人と調理実習で交流した。同校が進める「地学協働」の世代間交流事業の一環。生徒らは家庭料理の大ベテランから包丁さばきや手際良く調理する方法を学んだ。
町教育委員会の安藤尚志教育長が今春の校長会で、世代間交流を進めようとしている高齢者大学を紹介し、その際に関心を持った白老東高が、同大学で学ぶ高齢者を招いた調理実習を企画。交流を図ることにした。
実習で生徒らは、高齢者のアドバイスを受けながら、親子丼と豆腐すまし汁の2品を調理。昆布、かつお節からだしを取る方法や包丁の扱い方、火加減などを学んだ。
調理の指導に当たった町緑丘の丸山俊恵さん(81)は「生徒は教えた通りによく動いてくれた」と笑顔。生徒の下田陸玖君(16)は「指示の的確さだけでなく、包丁さばきの速さなどに驚いた」と話した。