むかわ町の宮戸小学校(金澤堅一校長)は22日、苫小牧市静川の苫東・和みの森で木育授業を行った。胆振総合振興局森林室の職員らを講師に迎え、全校児童10人が森の中を散策したほか、まき割りを体験して木と触れ合った。
児童たちは、同森林室の職員や木育マイスターの解説を受けながら、森の中を探検。コブシ、チシマザクラ、ハルニレ、ナナカマドなどの木や葉っぱに関する情報を記載したビンゴカードでチェックしながら、1時間半ほどかけて回った。このほか、手動油圧式のまき割り機を使い、丸太を切る体験も行った。
4年生の六角昴正君(9)は「まき割りは初めてで力がいるから大変だったけど、楽しかった。いろんな木の種類があることも分かった」と振り返り、「お母さんに連れてきてもらって、一緒にもっと勉強したい」と希望を語った。
同森林室の担当者は「木のことを学んだので、この先、一つでも二つでも覚えていてくれたらうれしい」と児童に呼び掛けていた。