むかわ町議会定例会が21日に開会し、町内田浦にあるJR日高線浜田浦駅を来年3月末限りで廃駅とすることを竹中喜之町長が行政報告で明らかにした。
町によると、同駅は1959年に地域の要望で設置されたが、ここ数年は乗車人員が減少。2016~20年の5年間、乗客は1日平均で約2人、昨年度は約1人となっていた。
廃駅はJR北海道の経費削減の一環で、すでに対象地区の自治会役員や住民に説明し、合意に至っているという。竹中町長は「結果は誠に残念だが、地区住民との合意を経ての措置なので、やむを得ない状況と判断している」と説明した。
また、50年までに二酸化炭素の実質排出ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を21日付で宣言した。