厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は20日、学校祭を開催した。演劇や集団表現、ステージ発表は昨年同様、全学年による縦割りで行ったほか、新型コロナウイルス感染予防の対策を徹底し、3年ぶりに全校合唱を実施。生徒はもちろん、足を運んだ保護者を楽しませた。
全校合唱では、生徒38人がステージに立ち、「My Own Road―僕が創る明日―」「時の旅人」の2曲を披露。マスクを着用しながらも、心を一つにして力強い歌声を響かせた。
演劇では、自らの今後の生き方について悩み、葛藤する女性の姿を描いた。また、学年ごとに制作したモザイクアートやステンドグラス、階段アートなども校内に展示し、学校祭ムードを引き立てた。
生徒会長の真野薫さん(15)=3年=は「コロナ禍の中、無事に開催し、終えることができてよかった。自分だけではなく、みんなで協力してやり切れて、とても楽しかった」と振り返り、「すごいことをするのも大事だけど、準備からみんなで楽しむことが大事。来年以降もこの流れを引き継いでほしい」と話していた。