厚真神社の秋季例大祭で16日、3年ぶりの「みこし渡御」が行われた。トラックに乗せたみこしが町内各所を巡り、活気を創出した。
同神社の例大祭は新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年、一昨年とみこし渡御、露店などを中止し、神事のみ執り行っていた。今回も子どもみこしは見送ったが、神社関係者がみこしをトラックに乗せて午後0時30分ごろ、同神社を出発。約4時間にわたって町内を回った。町総合福祉センターには宮坂尚市朗町長や園児らも駆け付け、神事に臨んだ。
中村昇洋宮司(45)は「感染症対策をしながら、少しでも活気やにぎわいを取り戻そうとみこし渡御を行った。天気にも恵まれ、無事に終えられたのが一番」と話していた。
また、境内での露店やステージイベントなどは中止したが、町内外の飲食店有志がキッチンカーを出店し、祭りに花を添えた。