浦河町の鮮魚店などで9月初旬から「夏イカ」の店頭販売が始まり、旬の味覚を求めて、町内外から大勢の客が訪れている。
町井寒台の木村商店(木村栄一社長)では、浦河沖のイカ漁で獲れた鮮度抜群のマイカ(スルメイカ)が20~30匹入った発泡スチロール箱を店頭に積み上げて販売している。
毎年、夏イカのシーズンが始まると、常連客や浦河夏イカのファンが町内外から続々と訪れて買い求めており、11日も朝から常連客が来店。町内東町の30代女性は「今年も家族で楽しみにしていた。新鮮でおいしいイカ刺しを味わいます」と話していた。
イカの獲れる量はここ数年減少し、価格は1箱5000円を超えているという。木村社長は「これから秋になると、イカは大きくなって、さらに食べ応えがある身になる。値段は高いが、味は最高!」と話し、販売に力を入れている。
夏イカの店頭販売は、例年、11月ごろまで続く(漁の状況によって変わる)。木村商店では地方発送も受け付けており、問い合わせ、申し込みは同店 電話0146(22)5086。