第75回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選第4日は13日、とましんスタジアム=苫小牧市=でBブロックの2回戦が行われ、駒大苫小牧が8―0の七回コールドで苫小牧南を下した。苫西・富川・えりもは10―0の六回コールドで登別青嶺に快勝した。
【Bブロック】
▽2回戦
駒大苫小牧
1201220―8
0000000―0
苫小牧南
(七回コールド)
(駒)大森、袋井、大槌―谷、小池
(苫)石山、山岸―小田島
?大石、谷(駒)
?成田(駒)
苫西・富川・えり
330004―10
000000―0
登別青嶺
(六回コールド)
(苫)村田、伊藤―田
(登)安士―佐々木
?北山、寅尾(苫)
?齊藤、伊藤(苫)佐々木(登)
― 苫南、春に向けて基礎づくり
苫小牧南は強豪相手の厳しい初戦。駒大苫小牧の投手陣に打線を封じられて10三振、安打は2本。今大会からチームを率いる早瀬監督は「打撃は後半勝負と考えていた。初回からいつも以上に力んだスイングで、後半にやっとタイミングが合ってきたが遅かった」と話した。
さらに「細かい部分のミスも目立ち大量に失点した。それでも選手のやろうとしている意図は感じることができ、良い経験になったと思う」と振り返った。
夏の大会後、部員が7人と試合出場が見込めない中、5人が新たに入部。山岸主将(2年)は「新加入した選手とチームの方向性や野球の知識など、考え方を一致させることに徹してきた。みんな一生懸命ついてきてくれてありがたい」と思いを語った。
春に向け「まだまだ体が細いので筋力トレーニングでベースをつくり、そこから技術を少しずつ積み重ねたい」と話した。
―連合チーム、攻守に成長
連合チームとして、公式戦数年ぶりの勝利を挙げた苫西・富川・えりも。初回から打線が好調、順調に得点を重ねた。林監督は「集中力を切らさず、攻守に選手の成長を感じた。きょうの試合は大きな自信につながる」と目を細めた。
初回に4安打を集め3得点。五回まで力投を見せた村田(えりも2年)は「初回から得点を取れてリラックスして投げられた。四死球を出さないことを意識し、制球も安定していた」と胸を張った。
四回の1死一、三塁のピンチも安定した投球で連続三振で切り抜けた。「下位打線にはストレートが効くと思った。ランナーを背負っても特に気にせず、目の前の打者を抑えることに徹した」
次戦は駒大苫との一戦。「強豪相手にどこまでできるか。物おじせず、変化球を交ぜながら自分のできることをしたい」と意気込みを語った。