白老町の全小中学校6校と全認定こども園・保育園5園で7日、白老牛肉を使った「ふるさと給食」が振る舞われた。牛肉は町内の牛肉加工業者が寄贈し、小中学生は牛丼、園児は牛丼または白老牛カレーで味わい、満面の笑みを浮かべた。
牛肉は阿部牛肉加工(阿部一雄社長)が贈った約85キロ。古里の食材を知り、ふるさとの味として身近に感じてほしいと、2010年から毎年、寄せている。
萩野小学校(田村雅嘉校長、児童118人)の3年生のクラスでは、担任と給食係が配膳し、「いただきます」と言って食べ始めた。
メニューは牛丼、町竹浦産シイタケを使った大根のみそ汁、キャベツとブロッコリーのサラダなど。
3年の伊藤結衣さん(9)は牛丼を口に入れ、「軟らかくて食べやすい」と笑顔を見せた。
町によると、「ふるさと給食」を子どもたちは楽しみにし、貴重な食育実践の場になっているという。