第19回北海道中学校軟式野球選抜選手権大会兼第14回全日本少年春季北海道予選会苫小牧支部予選は27日、苫小牧市清水野球場で決勝が行われ、ウトナイ・沼ノ端が12―10で青翔を下し頂点に立った。優勝したウトナイ・沼ノ端は9月23~26日、滝川市で開催される北海道大会に出場する。
▽決勝
青 翔
0001423―10
016005X―12
ウトナイ・沼ノ端
(青)高橋、熊原、高橋―谷口
(ウ)島野、福栄心、島野、竿田―竿田、松崎
?島野(ウ)
?竿田(ウ)
▽準決勝
緑陵・凌雲
0000―0
533X―11
ウトナイ・沼ノ端
(四回コールド)
(緑)片桐、川田―山本
(ウ)福栄心―竿田
?高橋、竿田(ウ)
?大森(ウ)
青 翔
1010104―7
1000000―1
早来・厚真・追分
(青)藤川―谷口
(早)早崎、秋田―秋田、小山
?熊原(青)
?中山、南(青)
―悪天候下で点取り合戦に
雨天の中行われた決勝は点取り合戦。しぶとくリードを守り抜いたウトナイ・沼ノ端に軍配が上がった。袖山監督は「選手らが最後まで踏ん張ってくれた。まだまだ力不足だが、苫小牧代表として全道大会に挑みたい」と選手らをたたえた。
マウンド状況はかなり悪かった。両チーム投手は踏ん張りが利かず、序盤から四死球での失点が続いた。「疲れもあって制球が悪く、四球を恐れて腕の振りが甘くなっていた」と袖山監督。それでも主将竿田(2年)に最後までマウンドを託した。「勝敗も大切だが、踏ん張る力とメンタルを養いたかった。よく投げ切った」と目を細めた。
竿田は「青翔のような力のあるチームに勝つことができて自信がついた」と笑顔。全道大会に向けて「まずは2年生が変わらないといけない。率先して1年生を引っ張って、チーム全員で一つでも勝てるように頑張りたい」と意気込んでいた。