むかわ町は29日、前線を伴う低気圧により15、16日に降った大雨の影響で、被害が出た林道、道路橋梁(きょうりょう)、農業施設、河川の応急処置や復旧などに掛かった経費が現時点で約1億6500万円に及ぶことを町議会臨時会に報告した。これらの経費を盛り込んだ2022年度一般会計補正予算案を同日提出し、原案通り承認、可決された。
町によると発災時、応急処置として土のうの設置やポンプ排水、埋塞土や路面崩土の除去などに掛かる経費3200万円を専決処分。その後の農業施設、河川、公園施設を含む復旧作業や流木処理などの1億3300万円と合わせ、同予算案に計上した。被災箇所の調査・工法検討に国の査定や関係機関との協議などが必要となる復旧事業については、9月の定例会以降に対応する。
町議会はまた、6月下旬の大雨や断続的な降雨による林道被害対応として、町が専決処分した630万円についても承認した。