商店街の魅力調査 白老東高3年生が「地域学」 動画にまとめ発表へ

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  • 2022年8月30日

 白老東高校の3年生11人が地域と連携し、中心商店街の振興について考える学習プログラムに臨んでいる。「地域学」の一環で、フィールドワークとして町中心部の商店を訪ね、セールスポイントなどを取材した後、内容を動画にまとめて校内で発表する予定。生徒らは「自分たちなりの発想で、まちの魅力を伝えたい」と張り切っている。

 同校は、学校を核とした地域づくりを目指し、地域社会と学校が協働してさまざまな活動をする道教育委員会の「北海道CLASSプロジェクト(地学協働活動推進実証事業)」の指定校(2021~23年度)。地域学は同プロジェクトに基づく選択科目で、プロジェクト推進のために学校に配置する地域との調整役「地域コーディネーター」は町議会議員佐藤雄大さん(30)が担っている。

 フィールドワークは26日に実施し、生徒たちは4班に分かれ、JR白老駅を起点に周辺の飲食店やパン店を訪ね、店主らから開店のいきさつや商品のセールスポイントなどを聞き取った。

 このうち、本町のバーガー専門店ジョーズキッチンを訪ねた秋山優華さん(18)、小泉光さん(17)、齋藤翔馬さん(17)は、店主の坂本譲さん(69)から地場産の原料を使うことや、毎日朝から手作りするこだわりなどについて、真剣な表情で聞き取っていた。

 生徒らは今後、聞き取りをした各店で動画を撮影し、映像をPR動画にまとめて校内で発表する。三橋孝臣教頭は「わが校の生徒の7割は苫小牧から通っている。本学習を通し、白老への愛着が少しでも深まれば」と期待している。

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