作品展、パフォーマンス展開 開幕   ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年8月27日

 白老町内各地域で展開される芸術祭「ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創」が27日、開幕した。道内外や海外から計15組のアーティストが参加。まちの歴史、文化、自然、言い伝えなどをモチーフにして制作した作品展示やパフォーマンスを10月10日までの約40日間、イベント会場を含む計22カ所で公開し、町を盛り上げる。観覧無料。

 アートを通じて白老の魅力ある地域資源をアピールし、まちの活性化や観光振興を図る取り組み。

 主催は白老文化観光推進実行委員会(会長・熊谷威二白老町商工会長)と文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会。日本の美や文化を世界に発信する「日本博」の一環。

 白老地区では、後志管内蘭越町在住の画家、吉田卓矢さんが本町のスーパーくまがいで巨大壁画を披露。森野地区では、洞爺湖町の野生の学舎が旧森野小学校で町民と一緒に手掛けた土のお面(土面)を並べる。虎杖浜地区では札幌市出身の大黒淳一さんが、2016年に廃止されたアヨロ鼻灯台で光の矢を放つ作品を展開する。

 期間中は、同時開催として▽飛生アートコミュニティによるトビウの森と村祭り(9月3日)、飛生芸術祭(9月5~11日)▽ウイマム文化芸術プロジェクトによる「歩いて巡る屋外写真展アヨロ・虎杖浜/社台」(27日~10月10日)▽白老アイヌ協会による「第32回しらおいチェプ祭」(9月25日)―なども展開される。

 ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創の詳細はウェブサイトhttps://www.shi-ra-oi.jp。

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