白老町大町の飲食店ラナピリカで24日、苫小牧市の観光大使を務めるシンガー・ソングライターかんばやしまなぶさん（46）の投げ銭ライブが開かれた。約10曲の自作曲が披露され、聴衆は大きな拍手を送った。

　同店でのかんばやしさんのライブは、オーナーの佐々木美保（よしほ）さん（43）の友人の紹介で初めて企画された。

　かんばやしさんは、2020年に白老町の介護施設で働く男性職員が認知症を患う人から受け取った手紙を基にしてつくった自作曲「約束～陽のあたる介護～」などを熱唱。聴衆のリクエストに応え、16年1月に川崎競馬場のG1レース「川崎記念」で10勝を達成したホッコータルマエの応援歌なども歌い上げた。

　佐々木さんは「静かな語りと店内に響く美声のギャップに驚いた」と話していた。

　この日は店内で、京都の老舗和菓子店などから仕入れた大人向け駄菓子の試食会も開かれた。