厚真町本郷地区にムービングハウス こぶしの湯隣接 宿泊施設

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年8月24日

 厚真町は、同町本郷のこぶしの湯あつまに隣接する敷地内にムービングハウス(移動式木造住宅)を整備した。9月から食事なしの宿泊施設として稼働させる予定で、申し込みを受け付けている。町は「施設をきっかけに町のことを知ってもらい、町内に滞在する時間を増やすことができたら」と期待する。

 町によると、ハウスは1棟32・2平方メートルで、2棟を連結する形で3ユニットある。寝室やバスルーム、トイレ、キッチンが付き、調理器もあって自炊が可能。換気システムや無線通信Wi―Fi(ワイファイ)も整備されている。昨年2月に包括連携協定を結んだ日本ムービングハウス協会(本部札幌市)から寄贈を受けた。

 建物は災害にも強い造りになっているほか、太陽光で電力を供給し、ブラックアウトにも対応。サテライトオフィスとしての利用はもちろん、地震などの大規模災害時には仮設の施設として活用する考えだ。

 使用料金は1泊1人利用で1万円、2人の場合1人当たり6000円。希望する場合は、こぶしの湯で食事も可能。仕事と休暇を組み合わせたワーケーション(6泊以上)専用のプランもある。町産業経済課は「宿泊する場所が少ないのが、厚真町のネックになっていた。食材の調理もできるし、近くにレストランもある。使い勝手はいい」とアピールする。

 利用の受け付け、問い合わせは、こぶしの湯あつま 電話0145(26)7126。

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