白老ライオンズクラブ(LC)は22日、白老中学校(小林俊文校長)で薬物乱用防止教室を開いた。LCメンバーで薬物乱用防止教育認定講師の資格を持つ長島義雄さんと、苫小牧署生活安全課の小玉義希巡査部長が計約50分にわたって講演した。
白老LCが講師を派遣して同教室を開くのは3年ぶりで、2年生44人が参加。映像も使って薬物の種類や体への影響を分かりやすく説明した。長島さんは、覚せい剤や大麻など違法薬物の乱用で脳細胞が破壊され、中毒になると幻覚などの症状が一生付きまとうとし、「絶対に手を出さないで」と訴えた。
生徒の一部は、薬物中毒者の視界を再現したVR(バーチャルリアリティー)ゴーグルを掛ける体験も行った。矢橋歓大君(15)は「ぐるぐる回るような視界で不安な気持ちになった。違法薬物の怖さを知り、絶対に手を出してはならないという思いを新たにした」と話していた。
同教室は24日に白翔中でも行われた。