元高校球児でつくるマスターズ甲子園道央支部(渡辺健治会長)は20日、苫小牧市清水野球場で第8回高校野球OB交流戦を開いた。駒大苫小牧、苫小牧工業に在籍した元野球部員と今夏で部活動を終えたばかりの3年生が参加し、2チームに分けて白熱した戦いを繰り広げた。
参加した1994年~96年の苫工OBで会社員の岩間謙太さん(44)は「高校生だった当時に戻った気分。楽しく、真剣にプレーできて満足。甲子園に一回は行ってみたいな―と刺激を与えられた1日だった」と笑顔で話した。
駒大苫小牧野球部で副主将を務め、今夏に引退した小出勝平さん(18)は「いろんな世代の方々と一緒に試合ができて新鮮だったし、改めて野球が楽しいなと実感した」と満足げ。
マスターズ甲子園は高校野球のOBが出身校別にチームを結成して行う野球大会で、甲子園球場が舞台となる。「高校を卒業した後でも甲子園を目指せるチャンスがある」と渡辺会長。今回のOB交流戦を見て「各年代の選手らが思い思いにプレーしていて40、50歳になっても変わらず野球を愛しているなと感じた。今後も生涯スポーツとして多くの愛好者に集まってもらい、たくさん交流戦の機会をつくっていきたい」と話した。