歌の力で反戦訴え ロックボーカリスト朴保さん 白老で初ライブ開く

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年8月19日

 川崎市在住のロックボーカリスト朴保(パク・ポー)さん(67)のライブ「だから唄(うた)おう」が17日、白老町東町の多目的施設「シマフクロウの家」で開かれた。町民約20人が来場し、歌声に聞き入った。

 同施設は、町在住のアイヌ民族文化伝承者、宇梶静江さんが代表を務める一般社団法人アイヌ力(ぢから)の活動拠点。

 朴さんは、宇梶さんと共通の知人を通じて知り合い、町内で初のライブを開くことになった。この日は、反戦や反原発、愛をテーマにした自作の曲を約10曲熱唱。「戦争は、まだ終わっていない。戦争をあおるような世論に諦めずに歌い続けたい」と訴えた。

 1955年山梨県出身。韓国人の父と日本人の母を持つ。79年にメジャーデビューし、83年に渡米。ピート・シーガーらミュージシャンと交流してきた。平取町二風谷などでの平和イベントに参加し、精力的に活動している。

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