20日に苫小牧市で開幕する第53回全国中学校卓球大会出場の苫小牧地区選手強化練習会が10日と13日、駒大苫小牧高校行学館で開かれた。男子和光、女子ウトナイの団体メンバー、個人シングルス出場の男女18人が参加し、道内屈指の強豪駒大苫高卓球部の胸を借りた。
苫小牧卓球連盟主催。男女別に2日日程で行われた。主に午前は同部顧問や部員による技術指導、午後には本番を想定した練習試合が行われた。
女子団体に挑むウトナイの大和詩(3年)はドライブショットのこつを教わり「すぐにできるようになった」と喜ぶ。男子シングルスに出場する啓明の三浦魁斗(2年)はブロックショットのタイミングを指導され「打ちやすくなった」と手応えを口にした。
苫小牧市での全中開催は2003年以来19年ぶり。新型コロナウイルスの影響で思うように選手強化が進まず、大会直前にようやく高校生との練習が実現した。東胆振中学校体育連盟の青木一茂卓球専門委員長(ウトナイ中顧問)は「地元開催の全国大会は一生に一度と言ってもいい、貴重な機会。全力を尽くしてほしい」と期待した。