社会福祉法人白老宏友会が毎年夏に白老町内で開いている「ご近所野菜市」の活動が今年で10年を迎えた。町民が家庭菜園で育てた野菜などを格安で提供し、コミュニティーづくりの場に―と活動してきた。同法人は「参加する誰もが楽しく交流できる場として今後も続けていきたい」としている。
ご近所野菜市は、同法人の福祉施設や町民らが育てて収穫した新鮮野菜、花などを販売する恒例イベントで、2013年に始めた。今年は今月2日に開始。9月27日までの毎週火曜日と土曜日、同法人の共生型事業所はぁもにぃ(町川沿)と駅北観光インフォメーションセンターの2会場で開く予定だ。
16日は同事業所前の駐車場で開催。トマトやナス、キュウリ、ゴーヤなど取れたて野菜が並び、買い求める地域住民らでにぎわった。
交流の場の創出を目指す同法人の取り組みに賛同し、町民らが丹精込めて育てた野菜は、年金暮らしの高齢者も買い求めやすいように100円程度の価格で提供している。
開催時間は同事業所が毎週火曜日午後1時半~2時、同センターが毎週土曜日午前10時半~午後1時。10周年記念として最終日の9月27日に大感謝特別抽選会も企画している。
同法人の担当者は「地域交流、健康増進、居場所や生きがいづくりの場として、売る側も買う側も元気になってもらえるイベントにしていきたい」と話した。