第7回全日本中学女子軟式野球大会(19~24日、京都府)に、苫小牧市の東梅光里(明野2年)=シェールズジュニア(札幌)所属=が出場する。チームの主力を担う二刀流で、投打に活躍が期待される。
東梅は兄の影響で小学2年から野球を始めた。中学校に入ると「同じ女子中学生の部員が多く、楽しく野球ができる札幌のシェールズ」へ入部。土日曜を含めた週4回、札幌市へ練習に通っている。
チームでは長打力と勝負強さを買われて4番。外野のほかに投手もこなし、ストレートと変化球のコンビネーションで打たせて取るピッチングが持ち味だ。
また、ジュニアチームとともに一般メンバーも入った女子チーム「札幌シェールズ」にも所属、クリーンアップを担う主力として活躍している。
シェールズジュニアは6月に帯広市で行われた北海道予選会で、札幌ブレイク(17―0)、JBC札幌ジュニア(6―2)を下して優勝、4年連続の全国大会出場を決めた。全国大会では初戦、福井ダイヤモンドガールズとの対戦が決まっている。
ベスト8だった昨年の全国では、代打で逆転タイムリーを放ち、投げても1試合に登板してチームの躍進を支えた。今大会に向けては「今まで通り、打たせて取るピッチングをして失点を少なく抑えたい。(打撃は)自分のバッティングをして投打で活躍したい」と力強く抱負。竹中揚子監督は「昨年より上のベスト4を狙いたい」と話している。
10日には苫小牧市役所を訪れ、岩倉博文市長から「朗報を期待している。暑さに負けず頑張ってほしい」と激励を受けた。