日高振興局は10月4~5日に実施する短期滞在型農業体験モデル事業の参加者を募集している。馬産地として有名で、施設園芸も盛んな日高の農業について、1泊2日で実際に農場を見学しながら、説明を聞くことができる。
募集するのは5組10人。対象は、日本国籍があり、参加者のいずれかが45歳未満の人。新千歳空港に集合し、▽日高町の乳業施設▽新ひだか町の日高農業改良普及センター▽様似町内の農場▽同町のアポイ山荘▽えりも町内の農場―を見学する。移動は専用バスで、同空港解散。参加費は1人3500円(食事代、アポイ山荘の宿泊料、保険料含む)。
日高はあちこちでサラブレッドが見られ、ミニトマト、ピーマン、イチゴの道内有数産地。施設園芸は大規模酪農に比べ新規投資が少ないことから、比較的就農しやすいとされる。体験では、イチゴの施設見学や農業講話のほか、希望者には新規就農相談にも応じる予定。
同振興局は「農村生活に興味がある、農家の働き方を知りたい、農業に向いているか体験したい―など、北海道の農業に興味のある人を歓迎する」と参加を呼び掛けている。
詳細と申し込みは日高振興局のホームページで。締め切りは8月31日。問い合わせは同振興局農務課 電話0146(22)9349。