苫小牧の拓勇ファイターズが、7月30日~8月3日に札幌つどーむで開かれた第51回全道少年軟式野球大会で3位に入賞した。4強は2018年以来4年ぶり3度目。2試合でコールド勝ち、2本の本塁打も飛び出すなど猛打を発揮。山村寛文監督は「力のある代。打ち合いなら負けない自信があった」と語った。
大会には道内各地区で好成績を挙げた25チームがエントリー。5日間にわたってトーナメント戦を展開した。拓勇は5月の苫小牧支部大会で準優勝し出場権を獲得した。
1回戦から打線が活発だった。別海中央ジュニアイーグルス(中標津)戦は12本もの長打が飛び出し19―0で五回コールド勝ち。名寄北翔野球少年団(名寄)との2回戦では横谷翔人主将(6年)がランニング本塁打を放つなど15―2で再び五回コールド勝ちした。
優勝候補の一角、東グレートキングス(札幌)との3回戦は一回に5失点したが三回に3番経塚大雅(6年)が自身2度目の柵越え本塁打を放ち1点差。チームは勢いづき、7―6の逆転勝ちにつなげた。
朝里H・東小樽合同(小樽)との準決勝こそ「チャンスであと一本が出なかった」(山村監督)と2桁残塁が響き3―4で惜敗。優勝も狙える力があっただけに悔しさは残ったが「大会を通じて打力がさらに上がった。残りの市内2大会を優勝して終わってほしい」と期待した。
▽準決勝
拓勇ファイターズ
01020 ―3
10021x―4
朝里H・東小樽合同
(五回時間切れ)
(拓)経塚、横谷―佐竹
(合)横山、武内、石橋―武内、横山、武内
?武内、石橋(合)
?西村(拓)長谷川(合)
▽3回戦
東グレートキングス
500010―6
30130X―7
拓勇ファイターズ
(東)大川原、吉岡―合田
(拓)紺谷、横谷―佐竹
?経塚(拓)
?大川原、加藤、山下(東)横谷2、西村、経塚(拓)
▽2回戦
名寄北翔野球少年団
00002―2
4407X―15
拓勇ファイターズ
(五回コールド)
(名)伊藤輝、今井―今井、奥田
(拓)椙尾、経塚―佐竹
?横谷(拓)
?西村、高橋、椙尾(拓)
?佐竹、金子虎(名)経塚(拓)
▽1回戦
別海中央ジュニアイーグルス
00000―0
5347X―19
拓勇ファイターズ
(五回コールド)
(別)荘司、小野寺、井南、横谷、小野寺―岩浅
(拓)紺谷、横谷―佐竹
?経塚、本間、高橋、西村(拓)
?横谷2、経塚3、本間、高橋、目時(拓)