サップ体験ツアー 元地域おこし協力隊員の若山さん ポロト湖 湖上レジャーの魅力発信 白老

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  • 2022年8月15日

 白老町の元町地域おこし協力隊員で森林ガイドを担当していた若山姫夏さん(24)=町萩野=が今夏、ハワイ発祥の水上スポーツ「SUP(サップ)」の体験ツアーをポロト湖で展開している。サップは「Stand Up Paddleboard(スタンド・アップ・パドルボード)」の頭文字で、サーフボードより少し大きめの板(約190センチ×60センチ)の上に立ち、パドル(かい)を漕ぎながら湖上散歩を楽しむ。「体験を通して白老の森や湖、自然に関心を持ってもらいたい」と話している。

 若山さんはオホーツク管内斜里町出身。2019年に湖と山に囲まれたポロトの森に魅せられ、同年5月から22年3月まで町地域おこし協力隊員を務めた。現在は町内の居酒屋で働きながら、白老の自然の魅力を伝えている。

 協力隊員に委嘱された19年5月、苫小牧市内で開かれたいぶり自然学校主催の研修でサップと出合った。水上から見る風景の美しさに魅力を感じ、支笏湖などのツアーに参加して21年夏にインストラクター資格を取得。「湖上からの景色を多くの人と共有したい」と今年7月、ポロト湖で体験ツアーのガイドを始めた。愛を持って自然に接する気持ちと、ポロト湖への敬意を込め「Dear09」(ディア・レイク=親愛なる湖)と名付けた。

 体験ツアーは、ポロト湖インフォメーションセンターで道具の解説や使い方、乗り方をレクチャーした後、サップでポロト湖を一周する。対象は高校生以上で、未成年者は保護者同伴。完全予約制で体験当日の3日前までに予約する。料金は一般8000円、町民5000円、サップ持参者は3000円。期間は8月いっぱいを予定している。

 若山さんの活動を応援する町大町の居酒屋「河庄」の店主、三国豊さん(37)は「白老での活動に懸けるひたむきさを応援したい。軌道に乗るまで生活面で支えるつもり」とエールを送る。

 問い合わせはDear09(若山さん) 携帯電話090(7653)2518。メールはhimeka0032@gmail.com。

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