厚真町は、2018年9月6日に発生した胆振東部地震から4年を迎えるに当たり、被災者に哀悼の意をささげる追悼式を9月3日、町総合福祉センターで執り行う。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、式典は今年も遺族と一部の来賓のみで実施。一般町民は同センターに設置する祭壇への自由献花のみとし、協力を求めている。
4年前の同地震で、町内は最大震度7を観測。災害関連死を含む37人が犠牲になったほか、多くの町民が住まいの全壊、半壊などの被害を受けた。追悼式は毎年、町が独自に開催しているが、コロナ禍の状況に鑑み20年から、一般については来場者が自由に献花する方式を取っている。
今年の自由献花は3日午後1~3時。服装は自由、献花する花は会場で用意している。町は▽香典、供物などの持参は控えて▽マスク着用とせきエチケットに協力を▽体調不良や風邪の症状がある場合は来場を控えて―などに注意を促している。
また、丸4年となる9月6日は、正午のサイレンに合わせて黙とうを呼び掛ける。町の防災行政無線を通じて、宮坂尚市朗町長のメッセージを放送する予定。