白老町萩野在住で水泳クラブ「アブロス白老」所属の畑裕陽さん(17)=室蘭栄高校3年=が、高知市東部総合運動場くろしおアリーナで15~18日に開かれる全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場する。10日に町教育委員会の安藤尚志教育長を表敬訪問し、「体調を万全に整え、ベストを更新したい」と意欲を語った。
畑さんは7月2~3日、江別市で開かれた道予選大会の男子50メートル自由形で64人中2位になった。上位8人で競った決勝でも2位となり、インターハイの第90回日本高等学校選手権水泳競技大会への出場を決めた。予選大会の決勝タイムは24秒40で、1位とは0秒21と小差だった。
全国舞台に立つのは、白翔中学校1年でJOC夏季大会に出場して以来、5年ぶり。アブロス白老でも選手のインターハイ出場は5年ぶりとなる。学業との両立を目指し、水泳練習には週5日、1日1時間程度を割いてきた。全国大会出場は過去2回経験しており、「三度目の正直」を目指す。
町教委には、大江和弘監督、津谷敬太コーチと共に訪れた。畑さんは「最低でも6位以内が目標」と目を輝かせて語った。大江さんは「全国の舞台に立つのは光栄。町民が憧れる存在になって」、津谷さんは「ベストを尽くし、いい結果を残して」とエールを送った。
安藤教育長は「白老町出身者が全国に羽ばたくのを見るのは、教育に携わる者の一人としてうれしい」と語り「白老の子どもたちにとって目標となる存在。今までの努力をぜひ結実させてほしい」と期待した。