降雨の中行われた決勝。渡辺監督は「条件は一緒で、宮城に軍配が上がった。自分たちの力を全て出し切れたし、よく戦った」と話した。
2016年の第21回大会、初出場だった苫小牧は台風の影響で宮城との決勝戦を行えず、両者優勝で幕を閉じた。皮肉にも再び大雨となった今大会の決勝は、五回終了時点で1点を追う展開の中、降雨により雨天コールド。因縁の相手にあと一歩届かず「投手陣も一生懸命投げてくれたけど、やっぱり粘り強い打線で最後に逆転された」と振り返った。
その中で「あの一打は大いに盛り上がった」と渡辺監督が話すのは、四回無死満塁の好機に右中間へ適時三塁打を放った池田。池田は「右中間を狙って力いっぱい振り抜いた。良い当たりになってうれしかった」と笑顔で語った。
今大会攻守で強さを見せた苫小牧。「今後も練習を重ねて、良い結果を出せるように取り組んでいく」と渡辺監督は意気込んでいた。